米国では現在、ネバダ州・フロリダ州・カリフォルニア州・テキサス州・ミシガン州・首都ワシントンですでに、無人運転車の公道での走行を許可する法律が制定されているが、いずれもテストを目的とした走行に限られている。グーグルの無人運転車はすでに公道での100万km以上のテストを行っているが、交通事故は一度も起こしていない。
日本は無人運転を「自動運転」と定義している。日本政府は、自動運転技術の開発を経済成長戦略に組み込み、2020年までに自動運転システムの試用を実現する方針を打ち出している。日本の自動運転技術は応用化開発の加速期に入ったと言える。2013年9月から11月までに、日本の3大自動車メーカーの日産・ホンダ・トヨタは無人自動車の路上試験走行を相次いで行った。
無人自動車は英メディアでは「ロボットカー」と呼ばれる。英国政府は7月30日、英国の公道でのロボットカーの走行を来年1月から許可すると発表した。英紙「デイリー・メイル」の報道によると、英MIRA社の打ち出した民用ロボットカーは、レーダーやレーザーセンサー、カメラ、衛星ナビゲーションによって制御される仕組みで、来年年初に正式にお目見えする。過去3年にわたっても一連のテストが行われてきた。