2013年以降の同法違反行為による多額の罰金例としては、13年1月のLG(韓国)やサムソン(同)など6社のカラーテレビメーカーに対する3億5300万元。同3月の茅台と五糧液(ともに白酒メーカー)に対する4億4900万元。同8月の美賛臣や多美滋などの6社の粉ミルクメーカーに対する6億6900万元などがあり、13年以降の総額は29億4000万元に達する。
独禁法の前には国内企業も外資企業も平等
中国の独禁法違反調査についてはこれまで、外資のみを対象とした“意図的な摘発”であるという声がよく聞かれた。中国欧盟商会や中国アメリカ商会はこのほど相次いで「外資は不平等な扱いを受けている」と表明している。しかし独禁法違反の摘発が進むにつれ、このような批判は根拠のないものとなっている。