羅軍氏はアジア製造業フォーラムにおいて次のように語った。将来の製造業はインターネット・情報技術に基づいた双方向プラットフォームの上に構築されるようになるため、資源要素と生産要素を科学的に整合し、生産・製造・物流配送をよりスマート化・自動化・インターネット化に向かわせねばならない。アメリカが提起した「再工業化」であろうが、ドイツが提起した工業4.0ないし中国が提起した情報化・工業化の融合であろうが、基本はいずれもインターネットに基づいた情報プラットフォームの構築、それによってインテリジェント生産を推進することだ。この点に関してはいずれの国も「道は違っても辿り着くところは同じ」だと言える。
羅軍氏は独工業4.0戦略の中核部分はインターネット技術にあり、いわゆる第3次工業革命の延長・拡張だと意見を述べ、中国政府による『中国工業2025戦略』制定のヒントになるだろうと語った。
中国製造業発展のトレンドについて話を及ぶと、羅軍氏は新華社の記者に対して、欧米は製造業において産業攻略ポイントに差掛かっており、現在発展が若干停滞気味になっている、これは中国製造業にとってはチャンスだし参考にもなる、中国製造業は向かう方向がはっきりしていて、「ダッシュする原動力があり」、「命がけで走る」こともできると語った。