このほど中国電子商取引最大手のアリババがNY市場に上場した。初値は92.7ドル、終値が93.89ドル。公募価格に対して38.07%の値上がりだった。
米紙『世界日報』のよると、アリババは、中国の消費大国化、電子商取引の隆盛、全世界(特に米国)の金融緩和という3要素を味方にしたことが、時代の英雄になった理由だという。同記事の主な内容は以下のとおり。 アリババの上場は期待にたがわぬ成功をおさめた。時価総額は2310億ドルに達し、米・ネット販売最大手アマゾンと世界最大ネットオークション会社イーベイの時価総額(それぞれ1502億ドル、654億ドル)の合計を上回った。
これは「中国の動力」が見直されている証しだ。
多くのアナリストによれば、IPOのパフォーマンスは上場初日だけでなく、長期的な視点で判断しなければならない。上場日はたいていうまくいく。フェイスブックは上場後の4ヶ月で時価総額が半分になった。ただアリババのもつ多くの特徴だけが、世界の投資家と海外の中国人の注目を集めているといえる。 昨年のアリババの売り上げは84億6000万ドルだった。アマゾンの744億5000万ドル、イーベイの160億ドルと比べるとその差は小さくない。ではなぜ、時価総額では大幅に上回ったのか。