中国国務院は、このほど発表した「黄金水道を土台とする長江経済ベルトの発展推進に関する指導意見」の中で、「黄金水道を土台とする長江経済ベルトの発展を推進し、中国経済の新たな支柱を構築することを提起した。26日付中国証券報が伝えた。
中国政府の黄金水道を土台とする長江経済ベルトの発展の推進は、長江中流・上流の広大な背後地が秘めている巨大な内需の潜在力を発掘し、中国経済成長の空間を沿岸部から内陸河川の沿岸一帯まで拡大させることが狙いである。そして、内陸河川沿岸一帯の産業構造と都市化の構造を改善し、中国経済の質・効果の向上を促す上でも役割を果たす。さらに上流・中流・下流の相互補完と共同発展の構造を形成し、東部・中部・西部格差の縮小にプラスとなり、内陸部と沿岸部の対外開放の新たな回廊の建設を促すことになる。世界の経済協力・競争における新たな優位性の形成、長江の生態環境の保護、全国の生態文明建設のけん引の面で役割を果たすことができる。
「中国証券報」より 2014年9月26日