シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード(一帯一路)の建設案が、近日中に発表される見通しとなった。同案にはさまざまな内容が盛り込まれ、インフラ整備の拡大、相互接続の強化、経済協力水準の向上、中国―シンガポール経済回廊、新ユーラシアランドブリッジ経済ベルト、中国―イラン―トルコ経済回廊の建設などが含まれる。
上海協力機構研究センター主任の陳玉栄氏によると、一帯一路の建設は段階的に進められる。短期的な目標の重点は、道路、エネルギー供給ルート、電気通信、港湾などのインフラの共同整備と相互接続で、貿易・投資の利便性を高めること、中期的な目標は、条件の熟した国と地域の自由貿易区への邁進で、中国―ASEAN自由貿易区のグレードアップ版を構築し、中央アジア諸国と自由貿易区を設立し、アフリカ東海岸および中南米の環太平洋諸国を協力枠組み内に収めること、長期的な目標は、中央アジア・南アジア・西アジア・欧州・アフリカ・中南米をカバーする自由貿易区群の建設で、世界の100以上の国を収めることである。
「中国証券報」より 2014年9月26日