インドの「マンガリヤーン」火星探査機が24日に軌道投入され、インドはアジアで初めて探査機を火星周回軌道に投入した国になった。古い印象によると、インドの宇宙技術は日本や中国に遠く及ばないが、アジア一ではないインドがこれを初めて実現できたのはなぜだろうか?火星探査はどのような技術問題を解決しなければならないのだろうか、2022年に宇宙ステーションの建設を予定している中国に火星探査の実力はあるのだろうか?
インドがアジアの火星探査先駆者に
中国の宇宙事業専門家は24日、環球時報の記者に対して、「この結果は技術的な差によるものではない。火星探査に取り組むインドには政治的な狙いがあり、宇宙事業のアジア一を実現する必要があった」と指摘した。インドは衛星、月探査、有人宇宙飛行でアジア一を実現しておらず、有人宇宙飛行の空白を埋めていない。ゆえに今回の火星探査で、アジア一を争奪する必要があった。今回の火星探査は一つの空白を見つけることに心血を注ぎ、技術的に大きなリスクを犯した。インドはロケットの推力が不足しているが、地球を20数日周回することで加速し、フリスビーを投げるようにして火星周回軌道に乗った。現状を見る限り、インドは軌道の設定、地球から火星周回軌道への移動、制御・通信に成功しており、今後は科学目標の達成状況を見なければならない。
中日印というアジア3大宇宙事業大国において、インドの実力は3番手と分析されている。インドが初めて火星周回軌道に投入できたのは、インドがこの実力をつけているからだ。インドは爪先立ちをし、欧州宇宙機関からの支援を受けた。もう一つの重要な原因は、各国の深宇宙探査の異なる方針だ。中国は近くから遠くへ、容易な所から難しい所へと、順序に基づき徐々に前進する原則を持っている。ロシアのロケットで打ち上げられた火星探査機が、ロケットの墜落により破壊されると、中国は月探査に集中した。インドは全面的に網を張り、網にかかれば儲けものと考えているようだ。日本も火星探査機を発射したことがあるが、運が悪かったのか、任務は失敗に終わった。インドの火星探査機はシンプルなもので、重量は1.35トンで大きさは冷蔵庫並だ。インドの火星探査機は、4台の科学研究設備と1台のカメラしか搭載されていない。システム全体がシンプルで、故障が発生する確率も低い。
中国の火星探査は問題ゼロ