中国のゴールドマン・サックス系の高盛高華証券は24日に発表した報告書の中で、2015年の中国の経済成長率予想を、これまでの7.6%から7.1%に下方修正した。同社の研究チームは、「先ほど実施したアジア新興国市場の潜在経済成長率と産出量ギャップの研究によると、今後5年間に渡り最も合理的な状況が続けば、中国の潜在経済成長率は7%をやや上回る水準まで徐々に低下する」と予想した。25日付中国証券報が伝えた。
同社のアナリストが、2014年第3、第4四半期の7.3%、7.2%だった中国の経済成長率予想をともに7.1%に下方修正した。しかし、通年7.3%の予想を維持した。同報告書は、「この微調整には8月の経済データの不振を踏まえながら、潜在的な景気刺激策による積極的な影響および中国の今後のGDP統計方法に起こりうる変化についても加味した」とまとめた。
「中国証券報」より 2014年9月25日