2013年11月に開かれた中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議で出された『決定』は、次段階の財政改革の戦略目標を国家管理能力の向上と管理体制の現代化の促進に定めた。財政管理の重要な面である次段階の改革は科学的な現代の財政予算制度をどのように確立するのか。中央財経大学財経研究院の王雍君教授はこのほど、中国網のインタビューに応じ、最低限の法則を構築し、それを制度化して財政の防火壁にし、改革の課題を進めるうえで優先的な位置に置くべきだとの見方を示した。
王雍君教授によると、過去30年あまり、政府の改革の主な部分として、中国は幅広く豊富な公共財政改革を進めてきた。これは政治管理能力の向上の改革が中央と各級地方政府にも及び、中心となる部門と莫大な支出を担う機関が直接または間接的に関わることを目的としている。
改革には公共財政の4つの主要分野である税収制度、政府予算と支出の管理、政府間財政関係、政府会計と財務の管理が含まれる。改革を推進、指導するため、一連の関連の法律、法規、文書も確立、実施、改正され、多くの面で「財政管理」分野への拡張が進んでいる。