世界銀行の上級副総裁兼チーフエコノミストのカウシィク・バス氏は、「中国経済のモデルチェンジは喜ばしい変化だ。サービス業が経済に占める比率が高まるにつれ、中国経済は高度成長を維持しなくても、雇用拡大と社会の安定を保証できるようになる」と指摘した。
中国は依然として、世界経済の成長の重要な原動力だ。中国経済のモデルチェンジはまだ進行中だが、すでに多くの国がその利益を共有している。米国のステファン・セリグ商務次官は先ほど、「原動力を内需に変える中国のモデルチェンジは、米国企業の対中輸出に多くのビジネスチャンスをもたらす。米国政府は中米貿易の将来を楽観視している」と述べた。
経済のモデルチェンジはどの経済体にとっても容易なことではない。中国経済の構造調整は、なおも過度の投資、消費低迷の問題に直面している。サービス業の経済に占める比率も先進国水準を下回っており、モデルチェンジ・グレードアップにはまだ多くの余地が残されている。中国経済の「新常態」が安定化するに伴い、より多くの利益が引き出され、世界を潤すことだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年10月9日