中国の国慶節連休明け以降、人民元対米ドルレートが上昇し続け、人民元高の流れが強まっている。
中国外匯(外国為替)取引センターが発表したデータによると、14日の中国インターバンク市場の人民元対米ドル基準値は1米ドル=6.1408元と、前日から38ベーシスポイント上昇し、3月20日以来の高水準を記録した。人民元直物(スポット)レートも7カ月ぶりの高水準となった。
アナリストは、「米連邦準備制度理事会(FRB)幹部の「金融緩和の縮小時期が早まる可能性」という発言を受け、米ドルが短期的な下落局面を迎えており、人民元対米ドルレート上昇の条件が作り出された」と指摘する。
「中国証券報」より 2014年10月15日