「天才エコノミスト」の誉れ
ジャン・ティロール(Jean Tirole)氏は1953年8月9日フランスに生まれ、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でPhDを取得。現在仏トゥールーズ第1大学経済学部産業経済研究所所長を務め、同時にパリ大学、MITの客員教授を兼任。ハーバード大学、スタンフォード大学でも客員教授をつとめたことがあり、当代の「天才エコノミスト」と褒め称えられている。
ジャン・ティロール氏は累計して論文300本余りと著書11冊を発表した。ゼロサム理論、産業組織論とインセンティブ理論という当代経済学における最先端の3つの研究分野で先駆者的役割を果たした。
2002年12月、ディロール氏は武漢大学高級研究センターの主任、鄒恒甫教授の招きに応じて、当センターで企業金融理論と国際金融理論を系統的に講義した。今年6月10日、氏はまた江西財経大学を訪れ、「監督・管理改革は銀行の安全性を高めるか」との題で講演を行った。