香港上海銀行(HSBC)が23日発表したデータによると、10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の速報値が50.4と、9月改定値の50.2を上回り、3カ月ぶりの高水準となった。
サブ指数にはばらつきがあり、雇用指数と完成品在庫指数に改善が見らたものの、生産指数は5カ月ぶり低水準に落ち込み、投入コスト指数と産出コスト指数もともに低下した。
専門家は、PMI全体の改善は雇用と完成品在庫の小幅回復によるもので、一部サブ指数の落ち込みは有効需要の疲弊を示しており、景気上昇の基盤を一層固めることが必要だと指摘する。
「中国証券報」より 2014年10月24日