中国国際経済交流センターが22日に開催した「第3四半期マクロ経済分析」と題したシンポジュウムで、国務院発展センターの卢中原・副主任は「国民やメディアは中国経済の速度の変化を気にするより、経済の構造転換にもっと目を向けるべきだ」と語った。
同副主任は、中国経済では3つの大きな変化が進行中だという。 ▽中国経済の3大変化第1の変化は、中国経済成長のための投資・消費・輸出の3部門に対する需要が一段と合理的になってきたことである。同副主任は「従来の中国の経済成長は、投資に依存し、投資と輸出の占める割合が高かった。しかし(金融危機後の)2009年後以降、中国は輸出に頼ることができなくなった。輸出から輸入を引いた貿易収支は経常収支に対してマイナスに作用し、経済成長は投資と消費という2つの『内需』によって支えられた。最近は、消費による内需が投資による内需を上回ってきている」と語った。