ロイター社の報道はこれについて、「中国による海外への高速鉄道車両売り込みの最初の具体的な行動であり、中国企業が独シーメンス、カナダボンバルディア、日本川崎重工の有力な競争相手となったことを示す」と評論し、中国が高速鉄道技術の輸出の意欲を明らかにしているとしている。中国は10年もかけずに、国内で1万2千kmを超える高速鉄道の線路を敷設してきた。すでに一部の国を支援して高速鉄道を建設しており、トルコやサウジアラビア、ベネズエラなどにも支援の意向を示している。さらにタイや英国、ロシア、インドにも高速鉄道の建設能力を売り込んでいる。メキシコ政府は先週、メキシコの210kmの高速鉄道入札で中国の鉄道グループが唯一の入札参加者となっていることを明らかにした。
サングループ広報のジョナサン・サン氏によると、サングループは高速鉄道車両のほか、カリフォルニア州の高速鉄道プロジェクトのほかの事業、軌道の敷設などへの参加を希望している。「中国の高速鉄道生産・製造技術の真の価値を知ってもらう機会としたい」とサン氏は語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月27日