APECはさらに、地域協力の制度面の障害を取り払う先鋒になる必要がある。虚偽貿易と汚職は、APECの力の発揮を妨げる主な障害になっている。中国の王毅外相は「藍庁フォーラム」で、汚職撲滅は今回のAPEC首脳会議で議論される議題だと述べた。北京APEC首脳会議では『APEC経済の革新的な発展・改革・成長についての共通認識』が制定される見通しだ。虚偽の繁栄の回避、汚職撲滅ネットワークの構築は、APECという場の力の発揮を促すばかりか、中国の経済構造の調整、汚職撲滅などの中心的な活動の、国際的な協力の空間を切り開く。 APECは我々の生活から遠く離れたものではない。
APECは多国間・二国間外交を展開する重要な機会でもある。王外相によると、今年の北京APEC首脳会議では、各国が100以上の成果を手にすることになる。この見通しは、北京APEC首脳会議が手にしうる成果を反映している。「ホスト国外交」の中で、壮大で実行性の高い協力の理念とルートマップを提唱することで、すでにアジア太平洋と中国に新たなチャンスを提供している。またより国際ルールを熟知した、国際的な視野を持つ、国際戦略に慣れた中国のイメージを映し出している。ゆえにAPECはその発展の過程において、独特かつ積極的な中国の烙印を押すことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月6日