本日(11月5日)から1週間の予定で開催される北京アジア太平洋経済協力会議(APEC)の関連会議の議題に多くの関心が集まっている。今回のAPECのテーマは「未来に向けてアジアパートナーシップの構築する」。その中で「全方位的な相互接続とインフラ整備の強化」が3大議案のひとつに取り上げられている。
財政部の朱光輝副部長は昨日、同部公式サイトで発表された『世界が期待する北京APECサミット』に関連して、「世界のインフラを発展させることに、APECとG20のメンバーは同じ要求を持っている。北京APECでこれに関連して大きな成果が得られれば、ブリスベンのG20でのインフラ整備に関する政策合意についても、これを大きく後押しするもになる」と語った。
また清華大学中国・世界経済研究センターの袁鋼明研究員は「インフラ整備をAPECの重要議題としていることは、中国がAPECの新たな進展を主導していることを物語っている。これは先に設立されたアジアインフラ投資銀行の延長線上にある」と指摘した。