复旦大学経済学院の孫立堅副院長は、中国の欧州投資の考え方について「米国と中国で出発点が違う。米国が欧州を支援するのは欧州の不況が自国に影響を及ぼさないようにするためだが、中国の欧州投資は国内の生産能力の過剰を解消する狙いがある」と指摘している。
また先の清華大学の袁研究員は「アジアインフラ投資銀行の設立は、中国の生産能力過剰を解消するというより、インドやマレーシアなどのアジアのインフラ整備における資金不足を解決するため。先の金融危機以降、中国はインフラ投資で経済危機を乗り切った経験がある。これはアジア各国が共同出資して発展途上国の困難を解決するものである」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月5日