中国の習近平国家主席は韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と北京で会見し、双方はともに中韓自由貿易協定(FTA)の実質的交渉はもう終わったと確認した。会見の後、両国の指導者が共同で証人に立ったもとで、中国の高虎城商務部長と韓国の尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官がそれぞれ中国と韓国の政府を代表して、中韓自由貿易協定(FTA)の実質的な交渉の終了合意議事録に署名した。
中韓自由貿易協定の交渉は2012年5月から起動し、中国の今まですべての対外商談においてカバーする分野がもっとも広く、国家別貿易額が最大の自由貿易地域である。交渉結果によると、開放レベルからいえば、双方の商品貿易自由化率はすでに90%の税品、85%の貿易額を超えている。FTAの範囲からいえば、商品貿易、サービス貿易、投資と規則などの分野が合計17をカバーし、電子商取引、競争政策、政府購入、環境など「21世紀経済貿易のテーマ」が含まれている。
これと同時に、双方はFTAに調印した後、「ネガティブリスト」方式で引き続きサービス貿易をめぐって交渉し、また参入する前の国民待遇と「ネガティブリスト」方式に基づいて投資交渉を展開する。中韓自由貿易協定の交渉は「利益が大体バランスを取り、全面的で、レベルが高い」という目標を実現した。
「新華網日本語」2014年11月11日