中国にとって、国民の健康増進を通じた経済成長の促進は、経済成長の安定化維持と構造調整にプラスだけでなく、長期的に実施可能な戦略的選択でもある。中国の60歳以上の人口は2013年に2億人を突破した。関連政策の実施により、1兆元の産業が形成すると見られている。11日付中国証券報が伝えた。
ここ2年、中国の健康産業には朗報が続いており、中でも高齢者介護分野は資本市場で注目を集めている。業界筋は、「次の10年間に、診断、ケア、治療から投薬までの医療分野はスマート時代を迎え、医療械器は携帯利便性、スマート化が主流となる。これを背景に、モバイル・ネットワーク、ウェアラブルデバイス、ビッグデータなどの新技術と新しい商業モデルの結合により、伝統医療はモバイル医療、ウェアラブル医療に取って代わられ、スマート医療、とりわけウェアラブルデバイスは今後重要な投資分野になる」と指摘する。
「中国証券報」より 2014年11月11日