▽日本へ社員旅行の林さん▽
その一方、円安で大喜びしているのは会社の社員旅行で、先週土曜日に日本に向かった林さん。彼女の会社は毎年、社員の海外旅行があるが、今年の行き先は日本。社員数が多いため2班に分かれて交互に行くことになった。林さんは当初の予定では、10月中旬出発の最初の組だったが、他の人に都合ができて、11月8日出発の後の組に変わった。これが彼女に「金運」をもたらした。最初の組が出発したときの元のレートは1元が約17.5円だったが、林さんらの組のときには18.5円まで上昇。同じお金で最初の組の人より多くの物が買えることになった。
「日本では小物を買うには100円ショップがいいと聞いています。今なら5元で買えます」と彼女は言う。「今のレートだと、日本の化粧品やデジタル製品が去年と比べて2割安く買え、高級品やカメラなどの高額商品でも2000元ぐらい少なくてすみます」「買い物用に中国から大きな旅行ケースを2つ持ってきましたが、自分用の化粧品やバッグのほかにも、友達から頼まれたものがたくさんあって、帰りは重くて持ち帰れるか心配です」と笑顔を見せた。 円のレートは現在、1元が18.8円で、昨年の同時期は15~16円。去年は1万円を得るのに660元必要だったが、今年は530元以下と約130元少なくてすむ。旅行費用が2割安くなったと同じ計算だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月15日