「中国経済が新常態(ニューノーマル)を見せており、改革も正しい方向に向かっている。これは賞賛に値することだ」。米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)名誉会長、「世界金融先物の父」と呼ばれるレオ・メラメド氏は12日に新華社記者にこう語った。
メラメド氏は同日北京で行われた第6回国際金融フォーラム(IFF)2014年首脳会合に出席した際に新華社の独占インタビューに応じた際に、「習近平中国国家主席が述べたように、経済の新常態、すなわち経済成長率が高速から中高速に変わり、経済構造の合理化とグレードアップが図られ、経済成長の原動力が要素けん引・投資けん引から革新けん引にシフトしているという中国経済情勢の変化が現れていることに注意を払っている」と語った。
「それには喝采を送りたい。それが正しい道だと思っている」とメラメド氏は語った。氏はさらにこのほど中国の指導者が強調した「法に基づく国家統治」に触れ、それによって中国の法律システムが一層安定化し安全になるし、中国の市場メカニズムの発展にも大事だと意見を述べた。