第九回20カ国・地域首脳会合(G20)は11月15、16両日にオーストラリアのブリスベンで開催される。外国専門家の一部は、中国経済の持続的発展はG20という舞台における中国の影響力と役割を大いに向上させたと指摘した。
オーストラリアモナシュ大学経済学院史鶴凌教授は、G20における中国の貢献を大きく評価し、「中国の経済発展によって、西側諸国がG20という多国間メカニズムをより重視し、オーストラリアも中国の経済発展の流れに便乗することを望んでいる」と話した。
前駐中国ニュージーランド大使・ニュージーランド当代中国研究センターのトニー・ブラウン主席は、中国の台頭と国際問題における中国の発言権の拡大は逆らえない歴史的流れだと指摘。氏は、「ニュージーランド政府と社会各界は、中国の影響力がますます大きくなっており、重要な国際問題に中国の積極的参与を必要としないものは一つもないと考えている。中国と友好協力を維持することはニュージーランドの国益に一致しており、強大な中国が他国に及ぼす影響は脅威ではなくチャンスだ」と述べている。