スペインロイヤル道徳・政治学院院士のラモン氏は、リーマン・ショック以降、G20という世界統治のプラットフォームにおける新興国市場国家の果たす役割が著しくなりつつあると指摘しながら、中国は国際舞台の多くの場で責任あるリーダーとしての風格を示していると評価した。氏はさらに、中国は最大の発展途上国であり新興国市場国家の代表でもある、中国による独自のバランス・協調の役割発揮は、新興国市場国家と先進国による協力関係の強化、実務的問題解決の検討、国際金融安定の促進を推進することに有利なだけでなく、世界経済政策に対するG20のマクロ調整能力及び各国間の対話効率の向上にもつながる、と分析している。
ロシアグローバル化問題研究所の所長は、国際通貨基金(IMF)の予測によると、2015年、G20が世界経済に占める割合が約9割まで増加し、世界経済成長への貢献率が96%に達すると紹介し、G20の国際地位の向上と影響力の拡大は主に新興経済体のけん引効果によるものだが、その中で中国の果たす役割が非常に重要だと語った。
韓国檀国大学政治外交学部のキム教授は、現在各種重要な国際問題の解決に中国の力がなくてはならないし、中小国の発展も中国と切っても切れない関係にある、中国はすでに世界でリーダーシップの役割を果たしている国となっており、「チャイナドリーム」も世界各国が発展を求める共通の夢となり得る。と述べている。