IFFの設立メンバー及び顧問委員会副会長として、82歳のメラメド氏は長年中国の資本市場、特に金融先物市場の整備に格別に力を発揮してきた。
氏は1983年に北京を初めて訪れたときのことを振り返って、30数年にわたる中国の発展は明らかに成功したもので、「あっぱれ」の一言だと感慨深く語った。さらに、中国は新たな市場改革を行っているが、今の指導層は非常に賢明だ、と賛辞も惜しまなかった。
中国の資本市場の発展に言及した際、メラメド氏は中国の金融先物市場に大きな潜在力があると述べた。氏は近年活発に行われている中国金融先物取引所の滬深300指数の先物取引を例に取って、そのパフォーマンスは短時間で大多数の先進国市場の指数先物を抜いていると紹介しながら、「だが、中国における先物市場の規模は依然として比較的小さい。しかも、国内向けだけで国際化に及ばなかった。そのことは中国資本市場の一層の発展を妨げることになる」と指摘した。