この馬副首相の発言に対して多くの参加者は、「国が引き続きインターネット産業の発展に力を入れることが明確になった。ネット経済が国民経済の中でより重要な果たしていくことは間違いない」との見方を示した。その上で今後チャンスが拡大する分野として、▽ネットワークインフラ、▽ネット通販、▽クラウド・ビッグデータなどの新技術、▽ネットセキュリティの4分野を挙げた。
このほか証券系研究所や工信部電信研究所の調査によると、2015年のネット消費(ネット通販)の市場規模は3兆2000元を超えると見られており、中には5兆元に達するとの見方もある。これによってネットインフラ、電子商取引、物流、クラウド、モノのインターネットに関する産業にはビジネスチャンスが広がり、関連するベンチャーキャピタルの動きも活発になることが予想される。さらに、モバイルネット技術の実用化が急速に進むのに伴い、インターネットと従来型産業との結びつきは、レベルアップという点だけでな、新たな経済モデルを生み出すことに役立つ。その結果、中国経済全体の構造改革を大きく後押しすることになるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年11月20日