19日の国務院常務会議が「株式発行登録制の改革案を早期発表する」と表明する前から、中国証券監督管理委員会(証監会)は登録制改革の準備を急ピッチで進めていた。21日付中国証券報が伝えた。
消息筋は20日、「関連部門は先週一部の専門家を招集し、登録制改革案の提案を求めた。これに先行して、一部の投資銀行関係者が証監会の高官との会談に出席した」と明かした。
業界関係者は、「登録制改革を、単純に市場の拡大と理解することはできない。登録制改革案は12月に公表され、意見募集段階に入る見通しだ。早ければ来年中頃に証券法の改正が終わるのに伴い、この案が実施に移される。IPO承認待ち企業の圧力が存在していることから、改革推進ペースは市場の許容力を考慮しなければならない」と指摘している。
「中国証券報」より 2014年11月21日