・2大コアシステムの自主化
電力牽引伝導システムは「高速鉄道の心臓」とされる列車の動力源で、高速鉄道の高性能かつ快適な運行を左右する。ネットワーク制御システムは「高速鉄道の脳」で、列車の一挙手一投足を決定・指示する。
ゆえに両システムは高速列車の最も重要な部分であり、その自主開発は高速列車製造メーカーの革新的な創造力を示す根本的な指標となる。
中国北車の上述した関係者は、「現在運行中のCRH1、CRH2、CRH3、CRH5、CRH380Bは、ボンバルディア、川崎重工、シーメンス、アルストムのシステムを採用している。両システムの自主化の実現は、中国の高速列車が中国の手で創造・製造されるようになったことを意味する」と指摘した。
中国の高速列車はこの革新的な創造の使命を遂行するため、7年間模索を続けてきた。