トヨタ中国法人渉外広報部門の牛煜氏は12月3日に取材に応じた際に、「年間販売目標を引き下げる予定は現在まだない。難しいとはいえ、トヨタ中国はなお新車効果や市場普及強化を通じて少しずつ目標に近づこうとしている」と述べた。一方の日産とホンダは先月から年間目標をそれぞれ140万台から127万台、90万台から80万台に引き下げた。
ある自動車アナリストは12月3日にインタビューに応じた際、「日系トップ3社1‐11月の総販売台数はわずか265万3500台だった。スズキ、マツダ、三菱のマーケットシェアがかなり低いため、日系自動車業界が年初に設定した400万台という年間販売計画はもはや実現する見込みがない。このことはすでにはっきり見えてきた。その主な要因は日系自動車の製品交代が遅く、新技術の導入にも保守的だということだ。現在日系自動車メーカーは次々と新技術・新車種の導入に力を入れているが、効果の発揮には一定の時間を要しており、来年には販売が改善する可能性がある」と述べた。
昨年、トヨタ、日産、ホンダ、スズキ、マツダ、三菱六社の日系自動車の中国市場自動車販売台数がそれぞれ91万8000台、126万6000台、75万7000台、23万台、18万7000台、6万7000台、合計342万5000台だった。今年の販売台数の400万台達成には、前年比伸び率が16.8%になることが必要だが、現在までにトヨタ、日産、ホンダのいずれもその伸び率に達していない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月5日