中国家電大手の美的集団は12月14日夜、スマホメーカーの小米科技に1株23.01元・計5500万株の第三者割当増資を行うとする公告を発表した。資金調達規模は12億6600万元以内。発行終了後、小米科技は美的集団の1.29%の株式を保有することになる。15日付中国証券報が伝えた。
中国3大白物家電大手のうち2社が、中国で最も人気の高いIT企業に株を譲渡している。アリババ・グループは2013年12月、香港上場企業のハイアール電器に22億香港ドルを投資し、業界初のケースとなった。アナリストは、家電メーカーは中国の製造業で最も国際的な競争力を持つ企業であり、これが最も高い成長性を持つインターネット事業と結びつくことで、未来の産業融合と業界変革が大幅に加速されると分析している。
「中国証券報」より2014年12月15日