中国人民銀行(中央銀行)が15日発表したデータによると、11月末の中国の金融機関外貨買い入れポジションが前月比で22億元増加した。10月は661億元増加したのと比べて、伸び幅は大きく縮小した。16日付中国証券報が伝えた。
中国の外貨買い入れポジションは、大きな上げ下げを繰り返し、不安定な傾向が続いている。2014年下半期以降、この状況はとりわけ際立つようになった。
11月の外貨買い入れポジション伸び鈍化の原因について、アナリストは、「同月の輸出伸び率が前月の11.6%から4.7%に落ち込み、市場平均予想値の8.0%を大きく下回ったことによる影響が大きい」と指摘する。
「中国証券報」より2014年12月15日