▽不動産を売って株に投資
不動産市場が冷え込んだ一方、株式市場は加熱した。中国の株式投資家は、年末近くに市場がこれほど変動するとは予想していなかった。今やあちらこちらで不動産を売って株式投資に回す動きがみられる。11月末以降、A株市場の一日あたり取引高は記録更新を続け、1兆2千億元(1元は約19.2元)という記録をうち立てた。44カ月ぶりに、上海証券取引所の総合指数が3千ポイント台に突入した。
▽原油価格が持続的下落
今年7月以降、国際市場における原油価格が持続的に下落している。12月12日現在、国内のディーゼルオイル価格は史上初の「10営業日連続下落」となり、「8元時代」から一気に「6元時代」に突入し、マイカー族を大いに喜ばせた。原油価格の持続的下落は、消費者物価指数(CPI)の前月比低下も招いた。