▽遺伝子組み換え食品
今年の両会(全国人民代表大会(全人代)と中国人民政治協商会議(全国政協))開催期間に、農業部の部長が、「遺伝子組み換え食品を食べている」と発言した。「ハイブリッド米の父」袁隆平氏も、「遺伝子組み換えの是非は一概に言えない」との見方を示した。遺伝子組み換え食品の安全性をめぐる論争では、各方面の利益が激しくぶつかりあうが、いずれにしても消費者の知る権利が保証されることが大切だ。
▽APECブルー
今年11月に北京市で行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催期間中、北京の空気中の各種汚染物質の平均濃度はいずれも過去約5年間で最低を記録した。まれに見る北京の青空を、ネットユーザー達は「APECブルー」と読んだ。APECブルーの背景には、北京、河北省、天津市などで行われた自動車のナンバプレートの末尾が偶数か奇数かを基準にした走行規制や公共バスの70%以上の運休があり、生産を停止・制限した企業も数千社を数えた。APECブルーが「新常態」になることを人々は願っている。