中国商務部(省)の沈丹陽報道官は、北京で16日午前に開催された定例記者会見において、「11月の消費成長率は年初来の記録を塗り替え、国内消費市場はゆっくりではあるが着実に回復している」と述べた。
商務部が同日発表した最新統計データによると、2014年11月の全国社会消費財小売総額は、前年同期比11.7%増の2億3千万元(約44億円)に達した。5か月続けてやや落ち込んだ成長率は着実に回復、前月比0.2ポイント上昇した。価格要因を控除した実質成長率は11.2%に達し、年初来の最高レベルをマークした。
1月から11月の中国社会消費財小売総額は、前年同期比12%増の23兆7千億元(約453兆5500億円)、成長率は同1ポイント低下した。
沈報道官は、「国内消費市場は、ゆっくりではあるが着実に回復傾向にあり、ターゲットを絞った調整策が功を奏し、経済情勢もいっそう安定してきている」と強調した。