ここで注意すべきは、急成長しているネット通販が、中国消費市場の一大注目ポイントになっていることだ。中国ネットショッピング市場で1番のピークを迎える「ダブル11(11月11日)」のヒートアップした商戦の影響で、11月のオンラインショッピング成長率は大幅に上昇した。商務部の統計データによると、11月のネット通販成長率は41.1%、1月から11月のネット通販成長率は33.3%にそれぞれ達し、一定規模以上企業のネット通販売上は55.9%増加した。
これとは対照的に、従来型小売業の売上は、かなり落ち込んだ。1月から11月、店舗形態別の小売額成長率は、前年同期比に比べ、専門店が1.4ポイント、スーパーマーケットが2.8ポイント、百貨店が6.4ポイント、それぞれ低下した。
カルチャー・スポーツ・健康関連の消費が一大ブームとなっているのも、大きな特徴だ。商務部のモニタリング結果によると、11月、カルチャー・文具用品が5.1%、スポーツ・娯楽用品が8.8%、それぞれ増加した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年12月26日