◆大手が地位を固める
「一帯一路」戦略の利益を受けるインフラ・機械・エネルギー業界の大手も遅れてはおらず、既存の海外ネットワークを基礎として事業展開を加速させている。
準東石油技術股フェン有限公司は1月7日、大株主の創越集団、融匯湘疆創業投資基金と1億元未満の共同出資を行い、カザフスタン企業の石油・天然ガス資産を買収することを発表した。同社はアフガニスタン企業と協力し、300万米ドルの共同出資によってカブールに子会社を設立し、アフガニスタンの石油・天然ガス事業と市場を共同開発する。同社によると、これは国際化発展戦略の実施に向けた重要な一歩だ。
中国交通建設股フェン有限公司は2014年12月12日、オーストラリア建設最大手のJohn Holland社の全株式を9億5300万豪ドルで買収し、「一帯一路」における有利な地位を固めると発表した。John Holland社はオーストラリア最大のプロジェクト開発・建設企業の一つで、オーストラリア、ニュージーランド、東南アジアに事業展開している。