市場関係者によると、中国人民銀行(中央銀行)はこのほど中期流動性ファシリティ(MLF)による資金供給を拡大し、浦発銀行と興業銀行がそれぞれ200億元の資金を追加供給された。21日付中国証券報が伝えた。
民生証券研究院は、最近の金融政策には緩和の傾向が見られると見ている。浦発銀行と興業銀行の200億元と300億元のMLF契約が満期を迎えたが、新たに400億元、500億元の新規契約が成立したことで、資金の拡大供給を受けることになった。これにより、中国人民銀行は金融緩和のシグナルを発した。春節(旧正月)を控え、中国における流動性逼迫の状況はないと見られる。
「中国証券報」より2015年1月21日