上海証券取引所の黄紅元総経理は20日に開かれた2015年アジア金融フォーラムにおいて、「滬港通(上海と香港の株式取引の相互乗り入れ制度)」における「滬股通(香港から中国本土株への投資)」の投資枠の実質利用額は814億元で、投資枠の27%を占めたと発表した。「滬港通」における「港股通(中国本土から香港株への投資)」の実質利用額は181億元で、投資枠の7%を占めた。21日付中国証券報が伝えた。
上海証券取引所と香港証券取引所は現在、「滬港通」メカニズムの改善に向け議論しており、公募ファンドの「港股通」への参入を早期解禁し、ファンド会社の「滬港通」関連の上場投資信託(ETF)商品の開発を促進し、「港股通」枠組み下の証券信用取引制度を構築することを検討している。
「中国証券報」より2015年1月21日