中国では先般、政府により約10項目の国有企業改革案がまとめられており、近く発表される見通しとなっている。国有企業改革案の主な内容は次の通り。28日付中国証券報が伝えた。
●従業員の株取得は持分拡大を中心とし、試行後に展開する。従来の試行企業を選ぶか、単独で実施することになる。
●国有企業の混合所有制改革は1社に対して1つの改革案ではなく、1つの事業に対して1つの改革案を作成する。商業一類企業が混合所有制改革の主戦場となる。
●分類改革案で最も重要かつ困難であるのは、企業の分類法だ。企業を事業に基づき分類する方が良いだろう。
●分類改革の完了後、再編の過程を迎える。これには同業者の合併、産業チェーンの川上・川下の合併、それより多くなるのは事業の統合だ。
●混合所有制改革は、資産評価、情報公開、民主的決定、法に基づく審査・批准、規範的な操作、責任追及を徹底する。
「中国証券報」より2015年1月28日