中国の中央銀行が4日に預金準備率引き下げを発表し、米ドル指数が力強く反発したことを背景に、5日の人民元対米ドル基準値、人民元対米ドル直物レートがともに小幅な低下となった。6日付中国証券報が伝えた。
市場関係者は、中央銀行の預金準備率引き下げは、人民元相場に短期的に悪影響を及ぼすと判断している。米ドル指数が0.84%高で94ポイントを回復したことから、木曜日の人民元相場は全体的に安定したと言える。全体的に見て、これまで国内外で元安の予想が強まっていたが、人民元相場は短期間内に安定を維持する可能性が大きい。
「中国証券報」より2015年2月6日