景気を下支え 中国中銀が3年ぶりに預金準備率を引下げ

景気を下支え 中国中銀が3年ぶりに預金準備率を引下げ。

タグ: 中国金融

発信時間: 2015-02-05 15:54:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人民銀行(中央銀行)は3年ぶりに預金準備率の引下げに踏み切った。同行は4日夜6時、5日から金融機関の人民元預金準備率を0.5ポイント引き下げると発表した。

専門家は、預金準備率引下げの機は熟したと見ている。経済学人シンクタンク中国研究副総監督の劉倩氏も今回の引下げは予想内だと話した。

今回の中国中銀による預金準備率に対する0.5ポイント引下げの背景には、当面中国経済が直面している減速圧力、および米国を除く世界その他主要エコノミーの中央銀行による金融緩和策の相次ぎ実施という要因がある。

中国政府がこのほど発表した1月の中国製造業購買担当者指数(PMI)は49.8%と、前月比0.3ポイント低下し、分岐点の50を割り込んだ形となった。同時に、2014年中国のPPI(生産者物価指数)は1.9%低下し、前月比34カ月連続で低下した形となり、CPI(消費者物価指数)はわずか2.0%上昇し、5年ぶりの低水準となった。

「この時期に預金準備率引下げを決定したのは、1月の一部の経済データを考慮して判断を下したと言えるが、他の国の中央銀行による金融緩和策にも影響されていると思う」と中国人民大学財政金融学院の趙錫軍副院長は見ている。

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