中国の習近平国家主席は10日午前、自らが率いる中央財経指導小組の第6回会議を招集し、同会議が決定している「新型都市化計画、食糧・水・エネルギーの安全、イノベーションによる発展戦略、アジアインフラ投資銀行やシルクロード基金の設立」などの重要なプロジェクトに関する実施状況について報告を受けた。また京津冀(北京・天津河北)の一体化発展計画綱領について審議を行った。
習近平主席は、「北京の非首都機能を分散させ、京津冀の一体化を推進することは大きなシステムプロジェクトである」と指摘。非首都機能を分散化することで、経済構造と空間構造を調整し、機能の集約に力を入れるとともに、人口と経済が集中している地域における最適化モデルを考案し、地域の一体化を推し進め、新たな成長の拠点を作ることの重要性を強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月11日