中国国家統計局は10日、1月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)を発表した。CPIは前月比で0.3%、前年同月比で0.8%の上昇となった。前年同月比伸び率は、2009年11月以来の低水準を記録した。PPIは前月比で1.1%、前年同月比で4.3%低下した。11日付中国証券報が伝えた。
複数の専門家は、経済成長率の低下圧力が強く、国内の需要が疲弊し、デフレ予想が強まる中、2015年上半期の資金供給は全体的に緩和を維持し、信用貸付とインフラへの投資も拡大する可能性があると予想している。
全体的に見て、中国の安定成長、内需拡大、デフレ防止には包括的な対策が必要だ。流動性の余裕を維持すると同時に、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)を足がかりとし、「反循環」の財政政策を実施し、赤字を増やすことで需要を拡大するべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年2月11日