上証50ETFのオプション取引が上海証券取引所でスタートし、11日に3日目に入った。同日午後の取引開始後、2つの契約品種の価格が暴落し、サーキットブレーカー制度によって取引が一時中断され、その後価格が正常水準に戻った。上海証券取引所は、取引が一時中断された原因は、マーケットメーカーの中信証券が昼に価格関数を調整し、これにより理論的価値から大きく外れたサンプルシートが形成されたためと表明した。12日付中国証券報が伝えた。
上海証券取引所の「オプション取引試行における投資家の適格性に関する管理の手引」の中で、オプション取引を行う投資家は、指定証券会社での6カ月以上の取引経験が必要であると定められている。関連技術システムとリスク制御メカニズムが完備した後、上海証券取引所は既存のオプション取引を行う投資家に対する1人1口座の規制の早期緩和を目指す。すでに金融派生商品取引口座を開設している投資家は、その他のオプション取扱金融機関での口座を開設することが可能になる。
「中国証券報」より2015年2月12日