中国人民銀行(中央銀行)上海本部は12日、「中国(上海)自由貿易試験区帳簿分別採算業務関連の海外融資・クロスボーダー資金流動マクロプルーデンス管理実施細則」を発表し、海外からの資金調達の規模とルートに関する規制を緩和した。今後、中国の企業と金融機関の海外からの資金調達がより容易になる。
同細則は自由貿易試験区内の経済主体の海外からの資金調達のレバレッジ比率を引き上げ、企業の資金調達規模を資本の1倍から2倍に拡大した。自由貿易試験区内の銀行は新しい制度的枠組みの中で、海外から人民元・外貨資金を調達できるだけでなく、銀行以外の金融機関(証券会社など)も海外から資金を調達できるようになった。
「中国証券報」より2015年2月13日