中国国家外匯管理局(外匯局)は15日に発表した「2014年中国クロスボーダー資金流動モニタリング報告」の中で、中国のクロスボーダー資本流動は2015年に大幅な変動を見せる可能性があるとした。16日付中国証券報が伝えた。
同局の国際収支司長の管涛氏は14日、「中国経済50人フォーラム2015年年次総会」に出席した際に、中国が今後直面する国内外の情勢は、アジア通貨危機の状況に近くなると判断した。管氏は第13次五カ年計画(2016―2020年)の制定の際に、アジア通貨危機を振り返るよう提案した。
「中国証券報」より2015年2月16日