中国の自動車メーカー、比亜迪(BYD)はこのほど、京都急行バスに電気バス(EVバス)「K9」を5台納入した。K9は京都駅から出発する路線バスに投入され、23日から運行を開始した。環球網が伝えた。
中国メーカーのEVバスが、このたび日本市場に「意気揚々と進出」できたのはなぜだろう?K9にはどのような強みがあるのだろうか?
かつて日本の首都として栄えた京都にK9が進出できたのは、決して偶然ではない。BYDのグリーンバス事業部によると、K9はその優れた品質と、豊富な運営経験により、日本進出を果たした。
K9は、中国の権威ある認証のみならず、欧米を含む多くの先進国の認証を多数取得した世界で初のEVバスであり、2013年1月には欧州における車両販売統一型式認証である、Whole Vehicle Type Approval(WVTA)を取得した。これは、BYDのEVバスがEU諸国に進出する権利と、無制限の販売権を獲得したことを意味する(日本もバスにEUの基準を採用しているため、EUの認証があれば日本への輸出が可能となる)。