もちろん、たった1枚の認証で、厳しい外国人消費者の信頼を得ることはできない。外国製品に偏見を持つ日本の一部の人々は、今回のBYDの日本進出を疑問視し、「安物のバスを買うくらいなら、路面電車を復活させた方が良い」、「電池が爆発しないといいけど」、「京都には日本の国宝がいたるところにある。どうか爆発しないことを祈る!」「自分は乗る機会もないから安心。乗車する人は、事故に気をつけて」といったコメントを寄せた。
こうした全く根拠の無い疑問の声に対し、BYDは直接反論するのではなく、自社の製品に対する自信で答えた。京都国立博物館内で行われたK9の運行開始記念式典で、BYDアジア太平洋地域自動車販売事業部部長の劉学亮氏は、「当社の日本市場進出は、当社および中国の技術・品質に対する認可を意味する。K9が京都市民により快適で環境にやさしいEVバスの体験をもたらすことを信じている。京都は歴史ある都市。K9の到来により、京都は環境保護で世界をリードする都市の代名詞となるだろう」と述べた。
日本の国土交通省もBYDの日本進出を歓迎している。国土交通省の阪部光雄氏は「BYD製のEVバスを京都に迎えられたことを非常に喜んでいる。京都の路線バスにゼロ・エミッションのEVバスが採用されるのはこれが初めてだ。EVバスは地域の環境改善に対して、非常に深い意義を持つ」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年3月3日