関連の報道によると、14年のレクサスのプレート発行数の上位3車種は、ES、RX、CTだった。ESは販売台数がトップで、プレート発行数は3万5968台で同9.19%増加し、レクサスの通年のプレート発行数全体の50.75%を占めた。RXは1万9855枚で同1.92%減少し、全体の28.02%を占めた。3位のCTは7250枚で前年の8672台より16.40%減少し、全体の10.23%を占めた。
3車種のうち、ESは14年に発売された小型のリニューアル車で、細部が改良され、完成車販売での優遇サービスにも力が入っており、販売台数が小幅ながら増加することができた。他の2車種は改良やバージョンアップが行われず、完成車販売での優遇もそれほどでなく、おまけにライバルがバージョンアップや優遇措置に力を入れたことから、最終的な販売台数が伸び悩んだのだという。
14年にレクサスのハイブリッドカーが販売台数全体の約86%を占めたことから、消費者がハイブリッド製品により高い関心を寄せていることがわかる。レクサスのラインナップでは、ESもRXもCTも高級車ではないが、中国市場でのプレート発行数はレクサス全体の89%を占める。ここから中国市場でのレクサスは主にミドルエンド・ローエンド車からのグレードアップのための買い換え需要に支えられており、ブランド価値の向上には限界があるということがわかる。
高級車市場のアナリストは、「同じランクで比較してみると、高級車は所属する各グループでいずれも『高い価値』を備え、ブランドイメージ、収益力、消費者の口コミの評判はいずれも高い。中国市場でのレクサスのトヨタに対する貢献の価値は、低いものであることは確かだ」と話す。