▽温かな賠償 主体的に責任を負う
魯さんは数年前に北京から東京に美術品の壷を送ったことがある。家まで配達に来た配達員は、「荷物に問題が起きたようなので、すぐ開封して確かめてほしい」と言い、証拠写真を撮るためのカメラまで持ってきた。
一緒に破損の程度を確かめたところ、壷4個が割れていた。配達員はその場ですぐに写真を撮り、魯さんに関連書類への記入を頼んだ。その時、壷のレシートがなく単価がわからなかったので、最終的には荷物の総額の40%にあたる賠償金が支払われることになった。賠償金支払いにかかる日数は1週間から10日ほどで、魯さんには8日目に支払われた。この間に別の交渉をしたり、支払いを引き延ばしされたりすることはなくスムースで、魯さんは強い印象を受けたという。
魯さんは、「宅配便の賠償は付加保険と一般保険と任意の小型貨物に分けられる。意外なことに、日本の空港では他国の雑な積み卸しの責任を肩代わりし、問題があれば賠償する。一部の貨物は日本で破損したものでないことが明らかでありながら、成田空港で問題がわかって宅配便会社に苦情が来た場合、宅配便会社は顧客の声を聞き、賠償の相談に乗る」と説明する。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年3月18日